腰痛 克服

介護している人に腰痛持ちが多いわけと腰痛にならない介護とは

介護をしている人ならびに介護現場で働く人に多く見られる問題が、腰の痛みで悩んでいることです。介護される側の方が年々増加している現状で、介護する方の負担が少しでも減るような方法をいくつか考えられるようになりました。

介護する側は、介護される側の方をどうしても持ち上げる動作があり、その動作が一番腰に負担をかける大きな要因でした。また介護する人が前もって腰痛を予防することが促進されました。

まずは腰痛予防に適した栄養や食品をとることです。骨の土台となるカルシウムを多く含む食品、乳製品などが適しています。次にビタミンB群そしてビタミンE,、Cを含む食品をとることがよいとされています。例えば、ウナギなどの魚類やさつまいもなどの根菜類、大豆などの豆類などが適している食品と言えます。

あとは適度な運動が腰痛予防に良いとされ、特に腰の筋肉が低下しないようにしておかなければなりません。水泳などであまり腰に負担をかけないように、徐々に運動することが大切です。

介護の現場で介護する人に腰痛で悩む人が多くみられることは、かなり深刻でこれをうけて、厚生労働省は「介護現場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改訂し、、その中で「原則として人力による抱え上げは行わせない」と明記され、上げる場合はリフトなどの機器を使用し、ない場合は2人以上で行うことに決められ、少しでも介護をする人の腰への負担を減らすようにされるようになりました。

整形外科における腰痛治療の最前線

整形外科による腰痛の治療は、各病院によって様々な方法がとられています。なぜならば、腰痛と言ってもいろいろな原因で発症し、いろいろな症状があります。腰だけではなく、ほかの疾患による影響で腰痛を引き起こした可能性もあります。ですから治療方法にもばらつきがあるのです。

整形外科は接骨院とは違い、腰痛の原因を徹底的に調べることで、内臓疾患などで腰痛を引き起こしている場合でも適切に処置されます。また健康保険もきくので、治療代もあまりかからずに済みます。

それではここで整形外科による最前線の腰痛手術を紹介します。椎間板ヘルニアによる慢性の腰痛で、1泊2日手術です。

背骨の椎間板にあるヘルニアが飛び出し神経を圧迫して痛みが生じるもので、手術によって飛び出したヘルニアを切り取り除去する目的であるが、今までの手術は、背中を10cm切開し骨を大きく削る外科手術になり、患者の負担が大きく、また入院も数週間かかることから手術をあきらめる人が多かった。しかし、現在では、内視鏡を用いた経皮的内視鏡椎間板摘出術いわゆるPEDと呼ばれる手術で、約8mmほど切開すれば、内視鏡で患部に到達していく方法なので、患者の負担が小さく、入院も2日で終了します。

また手術後2時間で歩行可能になり、翌日退院できます。手術料金は手術内容によっても変わりますが、健康保険が適応し入院費込で約6万円程度の負担で済みます。

これが最前線の腰痛手術の方法です。

いろんな形で現れる腰の痛みの症状

腰痛と一言で言っても、様々な原因で発症し、その症状も一概には言えません。大きく症状を分けると急性の痛みか慢性の痛みか、または神経系の痛みか筋肉疲労などの痛みかに分かれます。どのような状況で腰痛を発症したか説明できるのであれば、それに越したことはありません。

ちなみに、急に腰に負担がかかり、ぎっくり腰になったときや同じく腰の負担により椎間板ヘルニアで激しい痛みが来た場合は急性であり、筋・筋膜性腰痛などの鈍い痛みが続く場合は慢性と言えます。また椎間板ヘルニアのような神経を圧迫している症状と、ぎっくり腰や筋・筋膜性腰痛などの筋肉がダメージをうけた症状に分かれています。

急性腰痛の場合は、まず痛みをとることを目標としますので、接骨院で針や灸をすえてもらうことが痛みを取るには、手っ取り早いと思われます。そして痛みが取れれば、整形外科に行って再度検査を受けて治療にかかればよいでしょう。なぜそのまま接骨院にかからないのかというと、その腰痛が内臓疾患で引き起こったものかもしれない場合、接骨院では診断不可能ですので、整形外科で診察してもらいます。では初めから整形外科でよいのではないかということですが、整形外科では痛み止めの注射ぐらいで、数段に痛みを取り去るのは針や灸のほうが早いとされています。

どちらにせよ、腰痛の症状がでたら、早急に接骨院または整形外科で診察してもらいましょう。様子を見ていると症状が悪化するときがありますので、早期治療に心がけてください。 

立ち仕事を続けている人は腰の異常をきたしやすいというのはホント?

立ち仕事を1日中続けていると、腰に過度の負担がかかり痛みを発症しますが、椎間板ヘルニアのような神経を圧迫した痛みではなく、筋肉の疲労などから引き起こされる「筋・筋膜性腰痛」と言われるものが多くみられます。

そして前かがみの姿勢になると、体の重心は前の方に移動するので、腰への負担はさらにかかります。そうなると痛みも増し、歩くことも困難になる場合があります。

立ち仕事はいろいろとありますが、立っているだけの仕事はデスクワークなどで1日中椅子に座っている仕事よりも、腰への負担は案外軽いそうです。しかし、1日中立っているだけの仕事というのはないでしょう。その間、腰をかがめたり重いものを持ったりいろいろな動作をします。その動作が1日中立ち仕事で、ある程度ダメージをうけている腰を、さらに追い打ちをかけるごとく、新たにダメージを与えてしまうことで腰の痛みを発症します。

立ち仕事からくる腰痛を少しでも緩和させるのであれば、出来るだけ職場の環境を改善し、また生活環境も改めて見直していき、腰に負担がかかる作業や動作をなるべくとらない行動空間をつくっていきましょう。そして自身も正しい姿勢を取るように心がけ、長時間同じ姿勢をとったならば、腰にもかなり負担をかけているので、休憩で腰を十分休めるようにしてください。また、日ごろから水泳などで腰の筋力をアップも忘れずに取り入れてください。それらが腰痛予防につながります。

長年猫背ですがこれから先腰に異常をきたすのですか?

現在50歳の男性ですが、子供のころから猫背でしたが、これから先長年猫背である影響が心配です。特に腰痛になりやすいと言われているようですが、本当でしょうか。

人間は猫背が楽な姿勢であり、また毎日の生活の中で前かがみになることが多く、そのうえ運動不足や老化も加わって、だんだん背骨を支える筋肉が低下し、衰退していき、猫背になってしまいます。そして猫背になると背筋力がかなり衰え、余計に前へかがむようになり、その姿勢が習慣や癖になってしまうと、ますます猫背になります。

猫背の姿勢が長年続いている場合、気をつけなければいけないのは、やはり腰痛です。前かがみの姿勢は、体の重心が前にずれていることで、椎間板に圧力がかかり、腰の部分に大きな負担をかけ続けていることになります。また背筋の筋力も衰え、背骨を支えることが辛くなってきたために腰の痛みが発症するのです。また猫背によって首の筋肉の血行が悪くなり、肩こりにもなりやすいと言われています。

そうなるまえに、猫背を矯正することをおすすめします。まず正しい姿勢はどういうものか、確認するため鏡に正しい姿勢をとった姿をうつし、またその体の感覚を覚えておくことです。そして次に胸張り運動をしてみましょう。これは左右の肘を肩の高さまであげ、同じく手も前に突出し肩の高さまであげる。そのまま両肘を後ろへ引き、背中の左右の肩甲骨が合わさる感じまで引いて、そのあとゆっくりと息をはきながら、首を上へ向け2,3秒停止する。この動作を10回繰り返しましょう。あと前屈運動で、両足を開いて立ち、背中が丸くならないようにしながら上体を前へ曲げましょう。これも同じく10回続けます。この時、膝は曲がらないようにしましょう。

あくまでも猫背の矯正は腰などの痛みがないときに、行ってください、痛みのあるまま行うと余計に症状が悪化することがあります。

腰の異常が手足のしびれを招く結果となります

単に足のしびれの原因を探ると、いろいろなことが考えられ一概には言えません。内臓疾患、脳の異常、脊髄の異常、ストレス、筋肉の異常、腰の異常など、挙げるときりがありません。ここでは腰の異常による足のしびれについて、考えていきましょう。

そもそも腰の異常からくる足のしびれは、神経的異常を示す場合が多く、例えば、椎間板ヘルニアなどで腰の神経を圧迫しているのであれば、痛みは激しく、足の神経が腰や骨盤から出ているために、同時に足のしびれも引き起こすケースがよくみられます。

または、椎間関節性腰痛と呼ばれるもので、腰部分の背骨と背骨の間にある椎間関節がすり減って痛みを発症し、足にもしびれを引き起こします。こちらは神経ではないので痛みも激しくなく鈍く続きます。

よくぎっくり腰による痛みで足のしびれを引き起こされる「坐骨神経痛」と診断されたりしますが、この場合は、明らかに椎間板ヘルニアや椎間関節性腰痛よって足のしびれも起こったわけですので、まず腰の異常部分を治療しましょう。すると案外、腰の異常部分を治療すれば、足のしびれもなくなったということが多いです。

腰痛と足のしびれが同時に起こった場合、すぐに病院で診察してもらいましょう。他の腰痛よりも重篤と考えたほうが良いと思われます。我慢は禁物、病状が悪化するばかりで決してよくなることはありませんので、早急に病院で正しく診断してもらい治療をしていきましょう。

腰痛によいスポーツってあるのですか

腰が痛いので病院で診察受けると、「椎間板ヘルニア」と診断されました。そして治療が始まり、リハビリも開始されたが、医者の言うのには「腰の筋肉の低下は、かえって腰に良くない。ある程度体を動かしているほうが筋力維持できるので、簡単なスポーツを始めたら…」と言われました。ではどんなスポーツがよいのか聞いたところ、医者は「水泳をしてはどうですか?」とすすめられました。本当に水泳は腰痛を持っているものには大丈夫なスポーツなのでしょうか?

ただ「水泳は腰痛に良い」とその言葉だけ信じて、プールで泳ぎ続けるということは大変危険です。余計に腰痛を悪化させることにもなりかねません。水中歩行は水の抵抗を受けるので、えびぞりになり、泳げばお腹が下がり同じくえびぞりになって、どちらも腰痛を悪化させる結果になります。これらは腰の筋肉が低下したまま水泳を続けると腰に負担がかなりかかってしまうケースです。

まず水泳をやる前に、医者指導の下にストレッチなどで腰の筋肉をしっかりつけてから、泳ぐようにされた方がよいでしょう。水中で腰に負担のかからない姿勢を取れるように心がけてください。無理は禁物です。焦らずにゆっくり時間をかけてやるようにしましょう。

水中では浮力が働くため、腰に体を支える負担が軽減され圧迫することもなくなるので、腰への血流が良くなることも腰痛によいとされている一因です。しかし、冷たい水の中に長時間つかっていますと、体温が奪われ腰部分を冷やすと逆効果になってしまうので注意してください。

生理中によく腰痛を引き起こすわけは

女性特有の症状で、「生理前や生理中になると、腰がズドーンという感覚で重くなり、痛みを感じる。」という方が非常に多いようです。では腰の部分がどのようになっているのでしょうか?

生理中の腰痛についての原因にはいくつか考えられますが、主に、腰部分の血行不良や骨盤の歪み、またはホルモンの影響により腰への負担が増大したことにより、腰の痛みを引き起こしたと考えられます。まず腰部分の血行不良は、生理中は子宮に血液を送るように体が反応するため、子宮のある骨盤内の血液が充血するので腰が重く感じられ、痛みを発症するときもあります。

次に骨盤の歪みは、生理中は骨盤が緩み全体に広がりますが、骨盤に歪みが元々あると骨盤がうまく広がらずに、腰に負担をかけてしまい痛みが発症します。

最後は、ホルモンの影響です。生理中は子宮から黄体ホルモンという物質が分泌されるのですが、ホルモンのバランスが崩れて分泌量が増加すると腰の痛みを感じやすくなります。

これらの他にも、精神的な問題やストレスによる自律神経の乱れ、なども原因とされています。しかし、原因と言われるもののほとんどは生理が終わると腰痛も治まるのですが、生理が終わっても腰痛が残る場合は、子宮や骨盤または内臓などに他の病気を発症している可能性も考えられますので、注意してください。またその場合の腰痛はそれらの疾患を治療するまで残念ながら、解消しないことが多いと思われます。

腰の痛みを少しでも緩和するリハビリの効能

腰痛を病院で診察してもらった結果、「椎間板ヘルニア」と」診断され治療の中に「リハビリ訓練」もやるようにと、医者からすすめられました。では「リハビリ訓練」とはどういうことをするのでしょうか?

「リハビリ訓練」は医者ではなく、医者からの指示をもらった理学療法士が、問診、触診または運動検査などにより判断し、腰痛の症状に応じて訓練の内容が決められます。一応「椎間板ヘルニア」と診断されていますので、一般的に腰の部分に温湿布を貼って10分程度温め、その後、足先におもりをつけて引っ張る牽引療法を15分程度行い、あと腰部分に電気(パッド)を数十分あてて終了です。これをほぼ毎日繰り返して行います。人には多少の個人差もありますが、1か月ほど続けると、痛みは減少し、足のしびれもなくなるようです。

リハビリは医者が指導の下、理学療法士がサポートし訓練されますが、できれば「リハビリ訓練」を毎日続けることで、効果が期待されます。しかし、毎日続けることがなかなか難しく、リハビリを続けている途中で、「いつになったら良くなるのか?」と焦る気持ちが出てしまい、挫折するケースが少なくありません。それでは腰の痛みはなかなか取れてはいきません。月単位で効果があらわれたかどうか分かるものなので、気長にリハビリを受けてください。

腰痛は早期治療が宜しいと思われます。我慢して余計に悪化させずに、病院で診察を受けることをおすすめします。

腰の異常は下痢を引き起こすケースがあるのです

腰の異常が下痢を引き起こすのか、または下痢が腰痛を引き起こすのか、はっきりとした因果関係は示されたことは、まだありません。ただ、腰痛の場所と下痢の場所も非常に近く、どちらも体が冷えたときに血行が悪くなった場合よく引き起こりますので、腰痛や下痢を引き起こす何らかの体の異常があるのではないかと考えてみてください。最悪、ガンなどの病気が潜んでいる場合がありますので、慎重に対応された方がよいでしょう。

腰痛と下痢のどちらかの一方を治療をするよりも、腰痛と下痢の発生する共通項を見出だし、発症しにくい体を作っていくことをおすすめします。まずは体を冷やさないことが大切です。体が冷えるような飲食を避け、服装にも注意するように心がけましょう。次に、日常の食生活で暴飲暴食をせずに栄養バランスよく食事をし、体温を上げることを心がけましょう。あとは適度な運動をして筋力アップして基礎代謝力を上げるように心がけましょう。毎日運動することによって、肥満の予防にもなり、また腰痛の予防にもつながります。

しかし、腰痛が何らかの内臓疾患のサインを発している時がありますし、下痢の症状が内臓疾患のサインであるときも考えられますので、両方症状が現れた場合は、速やかに病院で診断を受けることをおすすめします。あまり様子を見てみようと我慢すると余計に病状が悪化することも考えられますので、即、病院で診察された方がよいと思われます。