吐き気の伴う腰痛は腎疾患の可能性あり

腰痛に吐き気が伴う場合、もしかしたら腎臓に問題ありかも?

腰痛というのは、基本的には筋肉、骨格等の外科的な部位の異常に起因しているものが大半です。もしもその腰痛に合わせて吐き気やめまいを感じることがあるようでしたら、内臓に疾患がある可能性を疑ってください。女性の場合でしたら、婦人系の病気も原因となることがありますが、男女問わずもっとも疑わしい臓器は腎臓です。腎臓というのはだいたい骨盤くらいの位置の背中側に位置しており、外から見るとちょうど腰のあたりになります。したがって、腎臓の痛みは腰痛と感じられることが多いのです。腰痛と吐き気が症状として表れる腎疾患を2つご紹介します。

1つ目に、腎盂炎というものがあります。膀胱炎を放っておくと細菌が腎臓まで達してしまい、この腎盂炎を発症します。なかには膀胱炎の症状が出ないままいつのまにか慢性腎盂炎まで発症してしまう人もいます。そうなっても強い自覚症状はなく、腰痛とともに吐き気やだるさを感じる程度ですので、見過ごしてしまうこともあるようです。しかしそのまま放っておくと、腎不全を起こしてしまいます。

2つ目に、腎動脈の閉塞が考えられます。腎臓に血液を送る動脈が血栓など何らかの原因で詰まってしまうものです。多くは無症状ですが、進行すると持続的な腰痛や軽い吐き気が表れるようになり、完全に閉塞してしまうと血尿などの明らかな腎疾患の症状が出ます。

腎盂炎、腎動脈の閉塞ともに腰痛と吐き気の段階で気づくことができれば軽度なうちに治療で進行を止めることが可能です。どちらも日常によくある症状であり、軽視してしまいがちですが、体からの異常のサインを見逃さず疾患の早期発見に努めましょう。